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これからの職人像

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以前に登場した時もペンキを塗っていた彼。
↓↓↓
http://www.fuji21.co.jp/blog/diary.cgi?no=167

またもペンキで看板作り。


そんな彼の本職はペンキ屋さん・・・ではありません。

オーダー家具だって作れる、れっきとした家具職人!

そして職人としては、非常にめずらしい、“営業=セールスマン”でもあります。


“職人”というと、無口(恥ずかしがり屋?)で、頑固一徹、お客様と話すことは大の苦手、というタイプの人間がいまだに多い世界。

でも私はこれからの時代、何を作る職人さんでも、しっかりお客様とコミュニケーションを取れる人間でなければ、生き残っていけないと思っています。


なぜか?


お客様の期待を上回る結果を出すためには、まずはお客様と完璧にコミュニケーションが取れなければいけないからです。
相手が何を考え、何を望んでいるのか、そしてそれをプロとしてどうカタチにするべきかを必死に考えることが、職人として必要なことだと思うのです。


人に何と言われようが、自分が良いと思うものを作る、というのではもう時代遅れなのではないでしょうか。


現代は、インターネットの発達のおかげで、作り手と使い手が直接結びついている時代。

だからこそ、コミュニケーション能力は絶対不可欠だと思うのです。


ちょっと話が違うかもしれませんが、
韓国の現代自動車は、インド向けには天井が高い車を生産しているそうです。
これはターバンを巻いた人が運転しやすいための工夫。

マーケティングという言葉で片付けてしまえばそれまでですが、
それだけ市場とメーカーのコミュニケーションが取れているということなのではないでしょうか。


私たちは、営業もできる、一歩進んだ職人集団を目指しています。

だからご来店されたら、ぜひ働いている職人にも気軽に声をかけてみてくださいね!
(でもくれぐれも作業場には入らないで下さい。冒頭の写真は、そのための看板製作風景ですので。)

リフォームショールーム OPEN!

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なんとか無事に、新ショールームのOPENの日を迎えることができました。

まだまだ50%の完成度ですが、
今まで培ってきたリフォームのアイデアをどんどん詰め込んで、
年内には99%の仕上りに持っていこうと思っています。

STAFF全員(大工さんも含めて)が一致団結して作り上げたショールームです。

ショールームは大きく分けて2シーン。

ひとつは50~60代の、
『ゆったり生活したい世代』
向けのリフォームご提案。

具体的には、
・お部屋にマッチしたお仏壇
・日当たりの良いベッドルーム 等々。


もうひとつは30~40代の、
『子育て真っ最中世代』
向けのリフォームご提案。

・ダイニング横の書斎(パソコンスペース)
・ひとつの部屋をベッドで仕切って、2つの子供部屋をつくる 等々。


収納アイデア等はこれから追加していきます。 


本日より27日まで新ショールームの披露も兼ねて、
『51周年 大創業祭』を開催します。


現品特価等もございますので、
ぜひぜひお越しいただき、体感していただければ幸いです。

高山訪問

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少し前ですが、飛騨高山の展示会に行ってきました。

高山は昔からの家具産地であり、町全体に職人気質の残る面白いところ。
本当はゆっくりと遊びに来たいところなのですが、もちろん日帰りでございます。。。

さて、メーカーショールームの他に、トヨタ生産方式を取り入れた日本初の家具工場もスタッフと一緒に見学。
実は私は4度目の見学ですが、何度見てもここの工場は素晴しい。
家具の工場とは思えないくらい綺麗で、整理整頓が隅々まで行き届いている。
そして無駄な在庫がほとんど無い。(これは家具メーカーとしては異例なこと。)

実は私も先日「トヨタ生産方式」について勉強してみました。(かじった程度ですが・・・)
「効率化」や「ムダの排除」という点ばかりが注目されるのですが、おそらく根っこで目指しているものは現場力、働く人の意識をいかに高めるか、ということ。
そしてそのための方法論がトヨタ生産方式なのだというのが、私なりの解釈です。

そのことはスタッフ各々が、肌で感じたと思います。
吸収しなければならないことがたくさんあった工場見学でした。


ちょっと話は逸れますが、メイン会場の、それもかなり目立つ場所に、
「家具の修理・再生」というブースが!!

これも時代の流れなんですね。

この分野がもっと盛り上がってくれば、日本人のインテリア文化も成熟してくるはず。

この分野において私たちは間違いなく開拓者であり、
先頭を走り続けなければいけない、
と身が引き締まった1日でした。

~価値を創る~ 安藤忠雄氏講演会

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先日安藤忠雄氏の講演会に行ってきました。

安藤氏は、世界を舞台に活躍する建築家であり、東大の名誉教授でもある方。

どんなお話が聞けるのか、ワクワクしながら参加させていただきました。


講演会のテーマは「価値を創る」。


内容を要約すると

安藤氏の考える建築という仕事は、
その土地がたとえ荒れ果てた土地であっても、
そこに建物を築くことでその土地(周辺も含めて)の価値を創り出すことができる仕事である。
仕事というものは自ら創り出さなければいけない。
というもの(メッセージ)でした。


聞き終わった私は、

「自分達のやっている仕事、特に家具の修理・再生という分野は、まさに価値を創る仕事である!」
と改めて自信を持ちました。


講演会の帰りに、安藤忠雄事務所の人たちとお茶したのですが、
彼等も非常に富士の仕事に興味を持ってくれたみたいで、
逆にいろいろ質問されました。


自分達の仕事に今以上に誇りを持って、
これからも創意工夫を重ねていきたいと思います!

ペンキ塗り

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こんなことまでやります(やらされます)!

richな立地の椅子工房

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バタバタ続きの毎日ですが、一昨日に「ISU COBO-椅子工房-」の引越をしました。

これで隣りの建物と合わせて、
・木工
・塗装
・張り
という家具作りの3大要素をすべて2号線沿いの1Fに集結できました。

塗装作業だけはホコリを嫌う為、外から見ることはできませんが、
木工と張り場は作業風景を外から見ていただくことができるようになりました。

幹線道路に面した、なんとも贅沢な立地に工場を設置した理由は、
『ものづくり』の現場を実際に見てもらいたいから。


不動産屋さんからしたら、
あまりにも勿体ない使い方だと笑われるかもしれませんが・・・


これでいいのです!!!


今世の中には、実際のものづくりの現場を知らずに、
『商品』をいかに売るか、いかによく見せるか、
といったアイデアや仕組みづくりばかり考えている会社が多すぎるのではないでしょうか?
(実際に弊社が運営している『家具修理ドットコム』には、いろいろなインテリアショップさんから、「扉の調整をしてほしい」「椅子の脚カットをしてほしい」等々、家具を扱うプロとは思えないくらい稚拙な修理依頼を受けることがよくあります。)


アイデアや仕組みづくりももちろん必要なことなのですが、
でも『ものづくり』という基本を、
売る側も、買う側も決して忘れてはいけないと思うのです。


つい20~30年くらい前までは、そうやって世の中は成り立っていたんですから。


新しい工房を見ていただいて、

少しだけでも、

そんなメッセージを感じていただくことができたら、

とってもうれしいです。

冨士模型からISU COBO FUJIへ

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本社の隣りは

ウブロ 時計 コピー 代引き「冨士模型 西宮営業所」です。

同じ”富士”なので、よくお客様から、
「となりもおたくなの?」
と聞かれましたが、全くの偶然。

実は30年前、今の店舗がもっと夙川寄りにあった時のお隣も
「冨士薬局」。
これも全くの偶然。

すごい偶然ですよね!


しかし、この度冨士模型さんよりお隣を購入させていただくことになり、本当に「富士」の一員に。


現在急ピッチで改装中です。


改装後は、本社4Fにある機能(椅子張り工場+倉庫機能)をそちらに移転し、「新ISU COBO FUJI」となります。

そして空いた4Fは、リフォーム専用のショールームに変身します。


バタバタですが、より一層見ごたえのある店になると思います。


ご期待下さい。

木っ端スツール

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少し前から、ありあわせの木材や布で作ったスツールを並べています。

名前を『木っ端スツール』といいます。


本当にありあわせの材料でお作りしたので、同じスツールで脚の樹種が違ったりしますが、これが逆に”かわいい!”と言われたりします。

とにかく目を引くみたいで、これ目当てで来店される方もちょくちょくいらっしゃいます。


ありあわせのもので、ちょっと楽しんでもらえれば、という思いから、6,300円という価格です。


今後子供椅子バージョンも増やす予定ですので、お楽しみに。

決算セール

本日より27日まで「決算セール」を開催しています。

「この時期に?」

と思われる方もいらっしゃると存じますが、私は経済活動を行うことが自分の使命であり、「日本を再建する」ために必要なことだと思っています。


住宅業界でもおそらくこれから目に見えるカタチで経済的な影響が出てくると思われます。

例えば日本最大のベニヤ工場や壁紙工場が壊滅的な被害を受けました。
住宅に欠かせない物資が急激に高騰します。

もっと深刻なのは物流で、弊社の北海道工場から関西方面への物流でさえも、見通しが立たない状況です。

材料を供給する工場も、さらに物流もストップしているわけで、これから商品の供給がかなり深刻な状況となることは必死です。


しかし、このような状況に負けてはいけない。


私たち、日本は再建しないといけないのです。


阪神大震災の時、父である前社長をはじめ当時のスタッフは、一日でも早く開店させようと必死に頑張りました。

そして震災後2週間で店を開けました。

がんばって営業している姿は、被災して気力を失っている人たちにとっておそらく「がんばろう」というメッセージになったはずです。


今私たちにできることは、前を向いて、笑顔で接客をすること。

そしてお客様が明るくなれるようなお部屋をつくるお手伝いをすることだと思います。


だからスタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。


なお売り上げの一部は震災の支援活動のために寄付させていただきます。

心よりお見舞い申し上げます

このたびの地震、そして津波被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

そして現在被災されて大変な思いをされている方、また懸命に救助活動をしておられる全員の方の無事を心よりお祈りいたします。


微力ですが思い出の家具の修繕等、私たちのできる限り、お役に立ちたいと思います。
落ち着いてからで結構ですので、何でもお申し付け下さいませ。


皆様のご健闘をお祈り申し上げます。