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せっかくだから、張替えだけでなく

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以前にもご紹介したことがありますが、
弊社工場には「木工」「張り」「塗装」と、
木製品を作る上でのすべての工程が自社内でできるようになっています。
もちろん工程ごとに、専属の職人がいます。

これって実はとても素敵なことなのです。

一部だけでも外注を使ってしまうと、なかなか思うように仕上がらないもの。

ひとつの建物内で、職人同士が会話しながら、作業を進めていく。

こうすることで完成品にふたたび生命が宿るのです。


修理を受けるときに、
「買った方が安いんじゃない?」
とよく聞かれます。
お客様の心理としては当然のものだと思います。

でも、きちんと思い入れをもってリペアしたものには、
”新しく買うものには出せない『ものがたり』が存在することを知っていただきたい。”

富士のスタッフ全員の思いです。

ひとつがふたつに

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『大きくなったテーブルを2つのテーブルにできないか』

というご依頼。

天板はそれほど問題ではないのですが、脚が考えどころ。

今回は、できるだけオリジナルの脚を活用して、リフォームしました。

今後は、ご来客時にサイドテーブルとして活躍していく予定だそうです。


現在このような、『ちがった形に作りかえるリフォーム』が急増しています。
テレビの影響もあるようです。

現在はドレッサーをテレビ台にリフォーム中です。
完成したらUPいたします。

ミニチュアソファ

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ソファの張替えをうけたまわりました。
と同時に「この綺麗な部分の革を使って、このソファのミニチュアを作るご依頼もうけたまわりました。

イスのミニチュアをご覧になったことがある方も多いと思います。

あれのソファ版です。

カタチになってみると、簡単そうなのですが、実に難しい。

小さければ小さいほど難しい。

こういう、職人にとって「腕の見せ所」というご依頼は、
経営者にとっては頭の痛いトコロなのです。

なぜって、職人は難しければ難しいコトほど、燃え上がる。特にうちの職人は皆若いので。。。


まあそれも良い経験です。


といっていたら、今度は東京から
「ピアノを小さくできますか?」
とのご依頼。

先日そのピアノが到着しました。。。

はじめての挑戦が続きます。

遠方より

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最近、遠方からの家具修理の問い合わせが急増しています。
インターネットってすごいですね。

一番南は沖縄から、「ザ・チェア」の背折れ修理、
一番北は仙台から、「時代箪笥」の再塗装のご依頼。

内容として多いのは、
「他では修理不可能と言われたが、直せますか?」
「メーカーも不明で、買ったところも潰れてしまって・・・」
というようなもの。

前にもここで書きましたが、
「作られたモノなのだから、必ず直るはず。メーカーが潰れていたって、製造中止だって、部品を作っちゃえばいいじゃないか」
と私たちは考えています。

だから、よっぽどのことがない限り、
「修理不可能です」
とお断りしたことはありません。
「買った方が安いですよ」といういい加減な答えは絶対にしません。
(もちろん買った方が安い場合も多々あります)

だからだんだん、「こんなの直るの?」っていうものが集まるようになってきました。


日々勉強の毎日です。

デスク→ドレッサーへ

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ご主人のデスクとしては使わなくなってしまったので、
奥様のドレッサーとして再生。

「なーんだ。カンタン。上に鏡つけただけでしょ。」

ゼンゼン違います!

脚元をよーくご覧下さい。
奥行きが短くなっているのがお分かりいただけると思います。

書類をたくさん並べる、デスクの最適な奥行きと、
ドレッサーとしての最適な奥行きは、当然違います。

奥行きを短くする=抽斗もすべてサイズ変更するということ。
だったらお化粧品などのボトルを入れられるように、抽斗の高さも変更してしまおう!!

・・・

ついつい盛り上がってしまい、仕事が増えていきます。。。


残業が続きます・・・

匠の技

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何回かに分けて、『これぞ匠の技!』という修理例をお見せします。

写真はつい最近、独逸製組立収納(こう、中に墨で書かれていた)を修理したときのもの。

震災を経ているため、
扉は原形がどんなものかもわからない
あちこち飾りやパーツはなくなっている
という、へたをすると即処分というようなモノでした。

でも、こういうものこそ”職人の血が騒ぐ”わけで、
しばらくこの家具とにらめっこの日々を経て、
モリモリとパーツを作り上げ、
だんだんカタチになっていく、

「チョー気持ちいいー」仕事なわけです。


こういうものを修理していると、本当によく思うのですが、
「昔のもの」って本当に良くできています。

作り手の意思が感じられるというか。

機械がなくても何だってできてしまう。


だから、昔のモノをきれいに直し終わったときは、

大先輩から、

「若いのにちょっとはやるじゃないか」

と少しだけほめられている気もするし、


「機械に頼って、まだまだ半人前やな」

と叱られている気もするのです。

おじい様の思い出

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家具の修理を本格的に始めて、約7年経ちました。

初めは、
「取り扱ったことのない家具を、本当に自分たちで直せるのだろうか?」
「修理で本当にお金がもらえるのだろうか?」
「修理していたら、せっかくの販売する機会を失うことにならないか?」
等々、不安だらけでの出発でした。

「家具の修理屋さん」という商売自体が日本に存在していなかったので、仕組みづくりも何もかもが、一からのスタートでした。

でも、「この文化を日本に創りあるんだ!」の信念を持って、続けてきたおかげで、現在では工場も大きくなり、当初とは比べ物にならないほどのご注文をいただくようになりました。


私たちの仕事の支えは、ズバリ”お客様の喜ぶ顔”です。

当たり前じゃないか、何を今さら、
って思われるでしょうが、販売したモノのお届け時よりも数倍お客様の満足度が高いことは事実なのです。

たぶん、”今までの思い出”という、プライスレスなものを扱うからなのだと思います。

これからも喜んでいただけるよう、工房みんなで力を合わせて創意工夫していきます。


その第一歩として、本社隣のCOBOを改装いたします。
作業風景をお客様にものぞいていただける様な、そんな改装をする予定です。
お楽しみに。

再塗装 ~ウラワザバージョン~

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前回、「再塗装」するためには、「一度塗装をすべて剥がす必要がある」と書きました。
もちろんこれは正論なのですが、実はウラワザも存在します。

ヨーロッパの方はよくされる方法ですが、上からペンキ(のような塗料)を塗ってしまうのです。
木目はつぶれてしまいますが、これはこれで味わいがあります。
ただ塗るだけではなく、COBO得意のアンティーク仕上げにします。

この方法だと剥がす手間がかなり減るため、コスト的にもかなり抑えることができます。
※ちなみにチェアは剥がす際に機械が使えないため、通常の再塗装では1脚25,000~30,000円かかってしまいますが、この方法だと1脚10,000円程度で可能です。

写真は、真ん中が塗装前、両端が白と赤に塗ったもの。

「家具のリフォーム」って、「オリジナルと同じ状態に戻す」だけではないんです。

1脚だけ残ってしまった椅子でも、こういうリフォームだったら、玄関のアクセントとして生まれ変わりますよ。

天板の再塗装

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「急須の跡がついてしまった」
「マジックの跡が取れない」
「表面がはがれてきた」・・・

そんなときは「再塗装」でリフレッシュ。

家具の塗装は水彩絵具のようなものなのでで、一度きれいに剥がしてから塗装し直します。(油絵具だったら上から重ね塗りができますが、家具の場合はそうではないのです)
だから、そうしてよみがえったテーブルは見事に新品時の輝きを取り戻します。
実際に、配送の際に一番感嘆の声が大きいのが、「再塗装」のお品物をお届けした時です。


時々天板の汚れ防止のために、ビニールを敷く方がいらっしゃいますが、これはとても危険です。
ほとんどの場合は化学反応を起こして、ビニールを外すと、テカテカ跡が残ります。そしてこれは再塗装しなければ直りません。
また、ガラス天板を敷く方もいらっしゃいますが、これもせっかくの木の温かみを肌で感じることができません。
一時オイル塗装が流行りましたが(今でもこれを売り物にしているテーブルはたくさんありますが・・・)、非常にマメに手入れされる方以外はお勧めできません。
やはりオイルの方が圧倒的に皮膜が薄く、よく天板がボロボロになっているのをお見かけするからです。

やっぱり木のテーブルは、そのまま使って、悪くなったら気軽に再塗装する、これがお勧めです。

ソファーのはりかえ

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家具のリフォームで一番多いのは、
「ソファーのはりかえ」に関するお問い合わせです。

ほとんどは、「だいたいいくら位かかるんでしょうか?」というご質問なので、少しご説明しようと思います。

まず価格的には、2人掛けのソファ(ラブソファ)の場合、
縫製/加工賃・・・6~9万円
材料費・・・布/合皮 1.5~5万円
程度と考えていただければ大丈夫です。


 よく家具の修理や張替えの際に、「買ったほうが安い?」と聞かれますが、いつも私は「わかりません」と答えます。

 もちろん5万円で買われた家具の修理に、10万円かかることだってあります。そういう意味では、上の質問に対する答えは「YES」なのですが、その家具に刻まれた思い出や歴史は「お金では買えない=PRICELESS」。だから、「答えはわかりません」なのです。

 私たちのポリシーは、「直せないものはない」です。
 実際には、まだまだ機械的な問題で、直せないものも存在しますが、ほとんどのものは直します。なんといっても、一つ屋根の下に、木工とイス張りと塗装の職人が実在する工場って本当に珍しいんです。(もちろん大きな家具の工場には存在しますが、そんな工場は個人のひとつの家具のためには動きません)
 だから、部品が壊れていても、「作っちゃえば?」と気軽な発想ができるのです。

 もうひとつポリシーがあります。それは、修理金額を必ずお伝えすること。「買ったほうが安い」や、「すごく高くつきますよ」ではなく、必ず「○○円です」と事前にお伝えします。この方が絶対にお客様のためになると信じているからです。


 さてさて、話が飛んでいってしまいましたが、ソファの張替えの話に戻します。

 ソファは今の世の中安く買おうと思えば、2~3万円で購入できます。でも良いものとは中身が圧倒的に違います。もちろん耐久年数も全然ちがう。これは張替えをしていると本当に良くわかります。
 また、ソファは家に住み始めた最初のころに購入されたケースが多い。他の家具や家電は後々そのソファに合わせて追加されていったものだから、なかなか部屋にぴったりくるソファにめぐり合えない、という声も多いです。

 そこで、「ソファの張替え」となるわけですが、まだまだ金額的に高く、気軽に張替えする世の中でないことも事実。早く自分たちの生産性を高めて価格を抑えられたら・・・と日々考えています。