社長BLOG

最近、家具の修理やリフォーム工事が増えてきて、
どんどん｢家具屋さん｣でなくなっていっております。

よく、
｢家具屋さんだから、リフォーム頼むと外注に出すから高いんでしょ。｣
と言われます。
決してそんなことはございません。
あくまで富士が元請となるわけで、工務店さんに頼むのと同じことなのです。

でも、あくまで私たちがしたいことは｢家具を含めた空間づくりのご提案｣。
その家具を引き立たせるために、例えば１面だけクロスを張替えるとか、コンセント位置を移動するとか、そういったことも含めてすべて自社で対応できます、ということなのです。

以前は、
｢コンセントがあるから、その部分を空けて家具を作る｣
という考え方しかできませんでした。
が今では、
｢家具に合わせた位置に、移動すればいいじゃん｣
と気軽に考えられるようになり、そうなることで私たちも、お客様も、選択の幅がぐっと広がってきました。

実は｢家具のリフォーム（修理・再生）｣も同じ考え方からはじまりました。
つまり、いかにお客様の選択肢を広げられるか。

スタッフ全員で、いろんな選択肢を模索し続けています。

必要とされるお店であり続けられるように。。。

以前にもご紹介したことがありますが、
弊社工場には｢木工｣｢張り｣｢塗装｣と、
木製品を作る上でのすべての工程が自社内でできるようになっています。
もちろん工程ごとに、専属の職人がいます。

これって実はとても素敵なことなのです。

一部だけでも外注を使ってしまうと、なかなか思うように仕上がらないもの。

ひとつの建物内で、職人同士が会話しながら、作業を進めていく。

こうすることで完成品にふたたび生命が宿るのです。

修理を受けるときに、
｢買った方が安いんじゃない？｣
とよく聞かれます。
お客様の心理としては当然のものだと思います。

でも、きちんと思い入れをもってリペアしたものには、
”新しく買うものには出せない『ものがたり』が存在することを知っていただきたい。”

富士のスタッフ全員の思いです。

『大きくなったテーブルを２つのテーブルにできないか』

というご依頼。

天板はそれほど問題ではないのですが、脚が考えどころ。

今回は、できるだけオリジナルの脚を活用して、リフォームしました。

今後は、ご来客時にサイドテーブルとして活躍していく予定だそうです。

現在このような、『ちがった形に作りかえるリフォーム』が急増しています。
テレビの影響もあるようです。

現在はドレッサーをテレビ台にリフォーム中です。
完成したらＵＰいたします。

”キッチンはかっこよくしたい”
”でもマンションでオプションにするとすごく高い”
”カウンター下のスペースってどうせ使わないし・・・”

確かに対面式のキッチンにするとお金がかかります。

富士でも、これまでに50件以上、カウンター下の収納をお作りしてきました。（一部ですが、HPの、ORDERMADE→ｷｯﾁﾝ・ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞ→ｶｳﾝﾀｰ下　に掲載しております）

で、一番最近施工した例をご紹介します。

今までと違う点は、横のパネルをお作りしたところ。
ただそれだけのことなのですが、全く後付け感が無く仕上がりました。

｢後付け感｣って実は非常に大切なのです。

もちろん最初から完璧にお部屋を準備できればそんなことは考えなくてもいいのですが、実際にはそういう訳にはいきません。

｢このダイニングセットに合うようなサイドボードを・・・｣
｢持っているソファに合うようなテーブルを・・・｣
お店に来られるお客様は、ほとんどの方がそんな風に品物を探されているわけで、つまりいかに｢後付け感｣が無くご提案できるかが、私たちの力の見せ所なわけです。

この写真のキッチンどう感じられますか？
Beforeの状態よりも、お部屋にマッチしたものが出来上がったかな？と思っておりますが、いかがでしょう

昨年末に完成した、自信作のテレビボードです。

天板はもちろん、前板も木目の通った板を分割しています。

市販のテレビボードは、扉が閉まった状態でもリモコンが通るようにガラス製であったり、スリットが入っていたりするのですが、それで家電が見えてしまうわけです。
このテレビボードは、｢使うときは扉を開ける｣と割り切って、その分木の美しさを感じてもらえるものに仕上げました。

幅２メートルで、お値段は252,000円（税込）です。
ウォールナット無垢材をふんだんに使って、このサイズ（もちろんどんなサイズでもお作りします）を考えるとかなりお得になってます。

とにかく実際に見ていただければ、良さを実感していただけると思います。
夙川店、神戸・ハーバーランド店、大阪･河内長野店、東京･吉祥寺店にて現物を展示していますので、ぜひ！

なんとか１０日オープンに間に合いました。
大工さん、スタッフ全員に感謝感謝です。

まだまだ未完成ですが、ここからは楽しみながらボチボチとやっていこうと思っています。

『原木（無垢板）のすばらしさを、色んな方向で体験していただく』ためのショールーム。
テーブルはもちろんのこと、テレビ台、サイドボード、棚板、床板（！）にまでいろんなアイデアがいっぱいです。

ぜひ一度体感してみてください。

今年の営業も、明日で最終となりました。

なんだかバタバタと過ぎていった１年でしたが、
これからの方向性がはっきりと見えてきた１年でもありました。

さて、その方向性を示すためのショールームの工事ですが。。。

なんとか年内に間に合いました。

まだ細かい部分は未完成ですが、なんとか1/10くらいには
見ていただけるようになると思います。

タイルと原木の組み合わせ、
リビングダイニングの提案、
桐フローリング（ものすごくあったかいです！）
等々、見どころ満載です。

ご期待ください！

来年度もよろしくお願いいたします。

現在本部を改装しております。

ずっとしたかった、
『ものづくりの現場』と『売り場』の融合。

実際の工場の上にショールームをつくります。

そこでは、これからの私たちのテーマである
『木のあるくらし』
を体験してもらえる、
いっしょに空間づくりを考えていける、
そういうお店にしていくつもりです。

今は写真のようにごった返しておりますが、
『家具屋さんならではのリフォーム提案』もりだくさんの
キレイなショールームにしますのでご期待ください。

同時に、イス張りの場所が手狭になったので、
本部近くに『イス張り専門工房』をオープンいたします。

こちらは12月中にオープンです。

バタバタの毎日が続きます。

”毎日使う場所に木を取り入れたい”

以前にお書きしたものの続きです。

キッチンもそうですが、
メーカーの洗面って、どうしても”道具”的なものが多い。

最近ようやく、デザイン重視のものも出てきましたが、
ほとんどが、スタイリッシュな、モダンなもの。
”木のぬくもり”が感じられるものって本当に少ない。

以前有名なキッチンメーカーの営業部長さんとお話したときに、
｢メーカーとしては、無垢の木は非常に使いづらいんです。
木って少しずつ色や表情が違うでしょ。
営業マンとしては、色見本と少しでも違うとクレームが怖いもので。。。｣
とおっしゃっていました。

ひとつひとつの違いが木の良さなのに。

以前にも書きましたが、
現在富士は、”木のあるくらし”のために着々と準備を進めています。

木とふれあえるような、
木のあるくらしを体感できるような、
お店を来年始めに完成させます。

ご期待ください。

現在特注のソファを製作しています。

以前（08/01/27）のブログで、座り心地・布・アーム形状・脚・サイズを自由にお選びいただける『ソファ工房』のことをお伝えいたしましたが、今回のものはさらに飛躍して、『こんなカタチのソファを作りたいなあ』というご依頼。

元々のカタチがあって、それのサイズオーダーではなく、
一から図面を起こして作り上げるのです。

今まで何度かそういったご注文をお受けしましたが、
今回のソファはとっても手が込んでいます。

出来上がったらまたご報告いたします。

そうだ、昨日私の大好きなデザイナーさんからお電話があり、
｢すごいかっこいいソファができました！来春には某有名家具メーカーから製品化しますよ！｣
とのこと。

キレイな家具が世に溢れるといいなー