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キッチンリフォーム

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開放的なキッチンって難しい。

おそらく家の中で一番汚くなりやすい空間を外から見えるようにするわけで、機能的な部分と装飾的な部分をバランス良く設計する必要があります。

・キッチンメーカーの収納は機能的だけど見た目があたたかくない。
・細かい別注もできない。(またはものすっごく高い)

家のリフォームの中でもキッチンのリフォームをご依頼いただくことが多いのは、おそらくそんな理由だと思います。


私たちが行うリフォームでは、キッチン本体はほとんどキッチンメーカーの製品を活用します。
オリジナルキッチン等今までいろいろ試してきましたが、 『餅は餅屋』で結局はそれが一番安上がりで機能的なのです。

しかしながら、それに合わせる収納は話が別。

お部屋の事情やお持ちの家電等、様々な要望に応えるには、ご要望に合わせてお作りするのがベスト。

それでは、テイストが合わないのでは??

そこが私たちの腕の見せ所なのです。

   -つづくー

オリジナルデスク

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学習机っておそらく『初めての持つ自分の家具』だと思います。
その家具を自分で作る。

ずーと考えていた構想。
過去にダイニングテーブルを作った際の余った天板でお子様用の小さな座卓を作ったことがあり、その際にお子様に実際に天板を削ったり磨いたりオイルを塗ったりしてもらいました。
作業後に『楽しかった~』と言ってもらえたことももちろんうれしかったのですが、もっとうれしかったのは後日ご両親から、『自分で作ったから愛着が大きいみたいで、とっても大切に扱ってます!』と言われたこと。

これが頭にずっと残っていて、オリジナルデスクを作るときは、絶対に製作に参加してもらおうと決めていました。

でもどこまで自分で作るかが悩みどころ。

で、一番肌に触れる天板の最終段階をお子様にしていただくことにしました。
ペーパーで削り、もしオイル仕上げをご希望であれば、オイルの塗りこみまでしてもらう。
最後に焼き印で自分の名前を天板に入れてもらう。

私たちだったら10分の作業ですが、お子様相手だと1時間はかかります。

それでもたったそれだけの苦労で、長~くつかってもらえるのであれば良しだと思います!

原木の活用法③

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『原木の活用法』の最終回です。

前回に、「一枚板を天板に使うだけでは能が無い」と書きましたが、今回は天板としての活用法をあえて書きます。

ひとつ目は、普通なら切り落としてしまう部分にあえて手間をかけて仕上げたテーブル。

僕たちが使う樹はほとんどが「広葉樹」と呼ばれる、葉っぱの広い樹たち。
(よく広葉樹と針葉樹の区別を、常葉樹と落葉樹とごちゃまぜになっている方がいらっしゃいますが、これは別物です。)

広葉樹は、葉が広く面積が大きいので、他の葉っぱたちは影にならないようにと枝を伸ばし、横に広がっていく。
光を求めて幹を分けてだって伸びていく。
これが広葉樹の特性。

つまり曲がっているところは、樹が一生懸命に生きてきた証で、僕はその部分に妙にパワーを感じるのです。


ふたつ目は天板のカタチを活かした天板。
お客様からもとっても評判の良いデスク天板です。

でも実は、僕がこの天板に込めた思いはただのデスク天板ということではありません。

一枚板って一歩間違うと、森の中のログハウスにしか似合わないような、『クラフト』っぽい製品がほとんど。

『樹が家の中にある楽しさ』をもっといろいろな方に知ってほしいので、あえて小物やチェアのディスプレイをクラシックに、古い時代ダンスなんかも合わせてみました。

どうですか?
結構いい感じだと思われませんか?

原木の活用法②

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前回に引き続き、『原木の活用法』の第2弾です。

『一枚板』を売りにしているところはとても多くあります。

でもほとんどは、『テーブル』、『座卓』、『カウンター』等いわゆる『天板』としての使い方しかありません。

で、写真はショールームにある『一枚板の床』。

無垢のフローリングはよくありますが、一枚板の床はものすごい迫力です!

この床ですが、実はショールームの設計段階にはありませんでした。
床を貼っている最中、無造作に床に置かれた板を見ていて「これいい!」ってことになり、突如思いつきでやってしまいました。
「一枚板を床になんてモッタイナイ・・・」とも思いましたが、
せっかく旭川工場のおかげで安く原木を提供できるのだから、と贅沢に使ってしまいました。

思い切ってやってみたら、これが実に良いんです。

廊下って必ず通る訳で、そのたびにあたたかさを感じてもらえる。
みなさん「贅沢ねー」と通るわけで、その度に「贅沢している」気分が味わえるんです。


まだ、実際にリフォームで「原木の廊下」はやったことがありませんが、いろいろな応用ができそうです!

原木の活用法①

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昨年秋に北海道の旭川に原木の加工工場を作りました。

そして『原木』はいろんなことに活用できるっていうことを知っていただきたくて今年初めに新しいショールームをオープンしました。

そこで、何回かに分けて原木の活用法を披露していきたいと思います。


第一弾は、『原木の棚』

木材の表皮に近い部分(僕たちは耳と呼びます)は製材の際に切り落とします。
ほとんどが、廃材や工場の薪となるのですが、いかにもモッタイナイ。

これを何とか活用できないかなあとスタッフ全員で考え、出来上がったのがこの『棚板』。

ちなみにどこにも金具らしい物は見当たりません。

でもほとんどのご家庭に取り付け可能です。
(もちろん壁に穴はあきます)


ぜひお店で実物をご覧になってください。

収納とは

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今年初め、新ショールームをオープンさせるにあたり、未完成なままスタートした箇所があります。

それは、WIC(ウォークインクローゼット)の提案。

本格的にリフォームをお受けするようになって7年近くになります。

その中で、お客様の声として一番多いのは、
『収納が足りない』という問題点。

その問題を何とか解決できるご提案がしたくて、昨年末のショールーム設計段階から、WICは構想に入れていました。
しかし、当初予定していたメーカーは年末に自主廃業してしまい、その後替わりの商品を探していたのですが、なかなか良い商品が見つからず、結局10ヶ月近くほったらかし状態に。。。

しかしそれも”けがの功名”で、今年10月にとても良い商品を発見しました!

その製品を見ていると、
収納とは”いかにモノを仕舞うか”ではなく、”いかに取り出しやすい状態にするか”であることが本当によくわかります。

システムは非常にシンプルであり、ちょっとした工事で基本部分を取り付けてあげれば、あとはお客様ご自身で棚の位置は自由自在。

ちなみに日本ではその家の収納容量を表す際には、『○○㎡』と広さで表しますが、欧米では『○○m』と長さで表します。
ですのでパイプハンガーも、必ず上下2本設置できるように設計されているのです。(日本ではたいてい1本で、その下の空間が中途半端に空いていることが多いのです)


このシステムは、ぜひ触って体験してもらうのが一番。

弊社本部(西宮市)に展示していますので、お近くにお越しの際は、ぜひぜひお立ち寄りくださいませ。
価格も魅力的ですよ。

床材とおそろいで

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「床の色と家具は同系色にしたほうがいいんでしょうか?」

非常に多くお聞きするご質問です。

一般的(インテリア雑誌等)での答えはもちろんYESですが、
私の答えはNOです。

色って本当に微妙なもので、
特に家具に使う塗料は、いわば水性絵の具のようなもの。
だから全く同じ色に揃えることは不可能であり、
”似ているけど微妙にちょっと色味が違う”っていうのが一番良くない。
また床に使われる材料って、無垢材でない場合が多いので、やっぱり質感が違ってきてしまうのです。

なのであまり床の色にとらわれずに、自分の好きな空間を家具で演出してほしいなあと思っています。


しかしながら、
床も無垢材で、しかも木目が特殊な樹種(ウォールナットやブラックチェリー)の場合だけは別。
もちろん「絶対に揃えなければいけない」というわけではありませんが、揃えてあげるととってもいい感じに仕上がりますよ!

なが~~い渡り廊下収納

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母屋と離れをつなぐ渡り廊下に合わせた収納です。

全長はなんと7メートル近くあります。

写真では判りづらいのですが、建物をつないでいる廊下なため、床が若干傾斜しており、家具も足許を傾斜してお作りしました。

中も入れるモノに合わせ、Yシャツ専用のBOXまで作ってあります。


一番気を使ったのは『白』の色使い。

『白』って実は一番厄介な色で、ひと口に白といってもものすごくたくさん種類があるのです。


あと面白かったのは、写真に写っている『取っ手』たち。

実はこれすべてお客様支給のもの。

現場で採寸・打ち合わせ中に
「こんなのあるんだけど、使えるかしら?」
とお客様が出してこられたんです。

なんでもヨーロッパ旅行中に面白いからと買ってこられたとのこと。

阪神間の、『住』に対しての意識の高さって、やっぱりすごい!!
とつくづく実感いたしました。

オーダーソファ 続編

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前回の続編です。

オーダーソファの大きな魅力はそのサイズが自由自在なこと。

もちろん体のサイズに合わせてお作りすることも可能ですし、
お部屋の端から端までお作りすることも可能です。

特にお勧めしたいのが、
『窓枠の寸法にキッチリ合わせてソファを作る』こと。

最近のマンションは、掃き出し窓といわれる、要は床から窓になっているところがやたらと多い。

でもその窓をきれいに見せる工夫って非常に難しいのです。

で、ひとつの回答がコレ。

写真ではちょっとわかりづらいかもしれませんが、
きっちり窓枠の寸法に合わせてあります。


小さなことですが、実際に見るとすごくきれいですよ!

オーダーソファ

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最近『オーダーソファ』のご注文がグングン増えてきています。
現在のソファの8割がオリジナルのオーダーソファという感じです。

以前にもご紹介しましたが、
フルオーダーでつくるソファというのは、
業界でも、
おそらく世界的に見てもものすごくめずらしいモノなのです。

価格的にはだいたい有名メーカーのソファとほぼ同額。
それで思い通りのソファが出来上がるのです。

出窓のサイズに合わせたり、
カーテンに合わせたり、
お部屋の端から端までソファにしたり、
使い方は色々です。


①まずはお好みのすわりごこちを選ぶことからはじめていただき、
②サイズを決定して(1センチ単位で決められます!)
③布や革を選んで(300種類以上)
④アームの形、脚の形や色を決めたら出来上りです。

あまりに決めることが多くて、
お店で家族会議が始まることもしょっちゅうです。

でも時間をかけてつくった、自分だけのソファ。

どうか大切にしてあげてくださいね。