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ご入学おめでとうございます

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今年の入学シーズンは、関西では桜舞う中で行われました。
かわいい1年生が会社の前を通っていきます。

富士では、学習デスクは「長く使える」ことが第一条件と考えています。
長く使えるために、
・無垢でできていてメンテナンスできる
・飽きのこないデザインである
ことはとても大切な要素です。

よく、「せっかくの天板を傷つけたくないから」とビニールのマットをひかれる方がいらっしゃいますが、ぜひそのまま使わせてあげてください。
そして大切に使うことを教えてあげてください。
木に触れると心が落ち着いて集中することができるので、直接触れる天板はとても大切なのですよ。

3Dってすごい

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おかげさまで、『家のリフォーム』のご依頼が最近多くなってきました。
リフォームの際に必ずコンピューターでリフォーム後のイメージをお見せするのですが、スタッフがだんだんソフトを使い慣れてきて最近は写真かどうかわかりづらいものまでできるようになりました。
私はあまりコンピューターに強くないので、お客様と一緒に見ながら、「すごいねー」と感心してしまっております。3Dで見ると、平面図やパースより、圧倒的に距離感なんかがつかみやすい。本当に便利な世の中になりました。

でもでも、やっぱり一番大切なのは『良い間取り』なのです。
いくらわかりやすく説明できても、良い間取りの提案でなければ全く意味がありません。

だから私たちが一番時間をかけるのはその部分なのです。

最初から3Dでお見せすると、わかりやすいためついつい細かい部分に目がいきがちになります。
ですから最初は平面図で、お客様も一緒になって想像していただいたほうが、間取り(もちろん家具の配置も)に集中できるのです。

そうしてある程度考えがまとまったら、はじめて3Dでお見せして、今度は壁や床の色、小物のコーディネートを考えていく。

そうすると、大事なものが何なのか、こちらもお客様もわかり、良いリフォームができあがります。

神戸・ハーバーランド店 改装しました

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先月末に、神戸・ハーバーランド店の改装を行いました。

 ハーバーランド店は、HDC(ハウジング・デザイン・センター)ビル内にあります。
 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここは『住宅に関するすべての物が揃っているビル』という非常にめずらしい建物です。(ちなみに当初から継続している小売店はうちだけになってしまい、入っている会社もずいぶん変わりました)

 時代の流れだと思うのですが、このHDCビルに来店されるお客様の目的が『リフォーム』という方が非常に増えてきています。
 そこで私たちが最近力を入れている『ひと部屋リフォーム』の相談窓口として、お客様にわかりやすい説明ができるよう改装しました。

 お部屋のリフォームから、家具のリフォームまで、わかりやすくポップにてご覧いただけます。
 
 JR神戸駅から徒歩30秒(!)というすばらしい立地ですので、ぜひお気軽にのぞいてみてください。

再塗装 ~ウラワザバージョン~

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前回、「再塗装」するためには、「一度塗装をすべて剥がす必要がある」と書きました。
もちろんこれは正論なのですが、実はウラワザも存在します。

ヨーロッパの方はよくされる方法ですが、上からペンキ(のような塗料)を塗ってしまうのです。
木目はつぶれてしまいますが、これはこれで味わいがあります。
ただ塗るだけではなく、COBO得意のアンティーク仕上げにします。

この方法だと剥がす手間がかなり減るため、コスト的にもかなり抑えることができます。
※ちなみにチェアは剥がす際に機械が使えないため、通常の再塗装では1脚25,000~30,000円かかってしまいますが、この方法だと1脚10,000円程度で可能です。

写真は、真ん中が塗装前、両端が白と赤に塗ったもの。

「家具のリフォーム」って、「オリジナルと同じ状態に戻す」だけではないんです。

1脚だけ残ってしまった椅子でも、こういうリフォームだったら、玄関のアクセントとして生まれ変わりますよ。

天板の再塗装

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「急須の跡がついてしまった」
「マジックの跡が取れない」
「表面がはがれてきた」・・・

そんなときは「再塗装」でリフレッシュ。

家具の塗装は水彩絵具のようなものなのでで、一度きれいに剥がしてから塗装し直します。(油絵具だったら上から重ね塗りができますが、家具の場合はそうではないのです)
だから、そうしてよみがえったテーブルは見事に新品時の輝きを取り戻します。
実際に、配送の際に一番感嘆の声が大きいのが、「再塗装」のお品物をお届けした時です。


時々天板の汚れ防止のために、ビニールを敷く方がいらっしゃいますが、これはとても危険です。
ほとんどの場合は化学反応を起こして、ビニールを外すと、テカテカ跡が残ります。そしてこれは再塗装しなければ直りません。
また、ガラス天板を敷く方もいらっしゃいますが、これもせっかくの木の温かみを肌で感じることができません。
一時オイル塗装が流行りましたが(今でもこれを売り物にしているテーブルはたくさんありますが・・・)、非常にマメに手入れされる方以外はお勧めできません。
やはりオイルの方が圧倒的に皮膜が薄く、よく天板がボロボロになっているのをお見かけするからです。

やっぱり木のテーブルは、そのまま使って、悪くなったら気軽に再塗装する、これがお勧めです。

ソファーのはりかえ

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家具のリフォームで一番多いのは、
「ソファーのはりかえ」に関するお問い合わせです。

ほとんどは、「だいたいいくら位かかるんでしょうか?」というご質問なので、少しご説明しようと思います。

まず価格的には、2人掛けのソファ(ラブソファ)の場合、
縫製/加工賃・・・6~9万円
材料費・・・布/合皮 1.5~5万円
程度と考えていただければ大丈夫です。


 よく家具の修理や張替えの際に、「買ったほうが安い?」と聞かれますが、いつも私は「わかりません」と答えます。

 もちろん5万円で買われた家具の修理に、10万円かかることだってあります。そういう意味では、上の質問に対する答えは「YES」なのですが、その家具に刻まれた思い出や歴史は「お金では買えない=PRICELESS」。だから、「答えはわかりません」なのです。

 私たちのポリシーは、「直せないものはない」です。
 実際には、まだまだ機械的な問題で、直せないものも存在しますが、ほとんどのものは直します。なんといっても、一つ屋根の下に、木工とイス張りと塗装の職人が実在する工場って本当に珍しいんです。(もちろん大きな家具の工場には存在しますが、そんな工場は個人のひとつの家具のためには動きません)
 だから、部品が壊れていても、「作っちゃえば?」と気軽な発想ができるのです。

 もうひとつポリシーがあります。それは、修理金額を必ずお伝えすること。「買ったほうが安い」や、「すごく高くつきますよ」ではなく、必ず「○○円です」と事前にお伝えします。この方が絶対にお客様のためになると信じているからです。


 さてさて、話が飛んでいってしまいましたが、ソファの張替えの話に戻します。

 ソファは今の世の中安く買おうと思えば、2~3万円で購入できます。でも良いものとは中身が圧倒的に違います。もちろん耐久年数も全然ちがう。これは張替えをしていると本当に良くわかります。
 また、ソファは家に住み始めた最初のころに購入されたケースが多い。他の家具や家電は後々そのソファに合わせて追加されていったものだから、なかなか部屋にぴったりくるソファにめぐり合えない、という声も多いです。

 そこで、「ソファの張替え」となるわけですが、まだまだ金額的に高く、気軽に張替えする世の中でないことも事実。早く自分たちの生産性を高めて価格を抑えられたら・・・と日々考えています。

「ソファ工房」できました!!

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ずっとあたためていた企画がついに実現しました。
「完全オーダーメードのソファ」です。

お部屋に合わせた収納家具は最近多くなってきましたが、
ソファでこのシステムは画期的で、おそらく業界初。
木工、椅子張り職人両方が常駐している、COBOだからできるシステムなのです。

流れとしては、

①まず座り心地を体感し、オーダーする。(中の構造によってかなり座った感覚が違います)

②張る布を選ぶ。(布は500種類以上あるのでこれが一番時間がかかります)

③アームの形をオーダー(8種類ご用意していますが、その他なんでもお作りできます)

④脚の材質、色をオーダー

⑤サイズをオーダー(1センチ単位で承ります)

そして「自分だけのソファ」が出来上がる。

ソファって、なかなか思い通りのサイズやデザインのものに出会えないもの。デザインは気に入っても、座り心地が気に入らなかったり、布が気に入るものがなかったり。
だからどこかで「妥協」してしまう。

ぜひ一度オレンジボックス店で「ソファ工房」を体感してみてください。
「妥協しないソファづくり」してみませんか?

アンティーク家具の使い方

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最近アンティーク家具が再びブームとなりつつあります。
それも「コテコテ」な感じではなく、「アクセント」的に使われることが多くなってきたようで、日本のインテリア文化が確実に成熟していっている証しなのではないでしょうか。

「家具の役割」には大きく分けて2通り考えられます。
ひとつは機能性重視の「収納力メイン」なもので、いわゆる「造りつけ家具」と呼ばれるもの。
このブログでもたびたびご紹介した、カウンター下収納や、壁面収納が例として挙げられます。
そしてもうひとつは、「形を楽しむための家具」で、アンティーク家具はこちらに属します。
現代ではどちらかというと前者が優勢で、後者は「邪魔もの」扱いされがちです。でも前者だけではなんとも味気ない空間になってしまい、飽きも来ます。

空間を演出するためには前者も後者も必要であり、このバランス感覚がとても大切で、これを実践できることが「達人」の第一歩かと。

写真は、長い時間をかけて相談を重ねてコーディネートしたお客様のダイニングルームとリビングルームです。
写真には写っていませんが、ソファは白の本革で、全体にはモダンな家具を多くお選びいただきました。
でも一番のポイントとなっているのはホワイトアンティークのテレビボード。
この家具があることで、お部屋がグッっと暖かくなっています。「存在感」というか「安定感」も増しました。

「こういう使い方をしてもらえたら、もっと気軽にアンティーク家具を楽しんでもらえるなあ」と再確認したものでした。

※ちなみに、弊社ではアンティーク(中古)家具は扱っておりません。
長く伝わるデザインを現代に蘇らせ、使い込んだ風合いで仕上げた、いわゆる「アンティーク調」の家具であって、すべて新品です。
ですがわかりにくいので、ここでは「アンティーク」と呼んでしまっております。ご了承下さいませ。

謹賀新年

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旧年中は多くのご愛顧を賜り、まことにありがとうございました。
本年も「あたたかい住まい」をご提案できますように、
スタッフ全員いっそう努力を重ねてまいります。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

さて、おハガキが届いている方もいらっしゃると思いますが、
1月5日より20日まで恒例の「新春フェア」を開催いたします。
直輸入小物がオール20%offとなっております。

期間中にお買い上げ頂きました方全員に
お年玉としてすてきな記念品を差し上げております。
※十分に数は用意しておりますが、数に限りがございます。
品切れの際はなにとぞご容赦くださいませ。

お早めのご来店をこころよりお待ち申し上げます。

「ただいま」と「おかえり」

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ここ数年、「家のリフォーム」を手がけています。
当初は年に2,3件で始めましたが、今は月に1,2件に増えています。
別にエコ素材を使うわけでもなく、有名な建築家とコラボレーションしているわけでもありませんが、ちょっとずつ増えています。

モットーとしているのは、「お客様がなぜリフォームをしたくなったのか」を考えるということ。そこから考えれば、ベストなプランが見えてくる。できるできないは後回し。で、実現に向けてひとつずつ問題点を解決していく。

そう、家具づくりと根本は同じこと。

写真は、奥様の「子供が帰ってきたことが必ず確認できる家にしたい」という願いから、玄関から2階の子供部屋に上がる導線上にキッチンを配置するようリフォーム。とても若々しい空間が生まれました。

そういえば日本の台所(土間)は玄関横にあったものですよね。

「ただいま」「おかえり」が響きあうお家に、そんな素敵な空間づくりのお手伝いをさせていただきました。